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立川防災館見学 平成19年3月27日

【立川防災館見学】
日時: 平成19年3月27日
場所: 立川防災館

(3地区合同で立川防災館を見学…)
3月27日(火)芝、港南、台場の各防災協議会は立川防災館を視察・見学し体験学習をした。地区総合支所の発案によるもので総勢25名(芝浦から10名)の参加で、スポーツセンター前からバスで立川まで。立川防災センターは米軍基地の跡地で近くには昭和記念公園があり、機能的に整備された施設で、当日も町内会の団体や小学生の社会見学のようなグループでにぎわっていました。私たちは到着後直ちに担当者から施設の案内と4つの見学(体験)コースの説明を受けた。
先ず始めに3D(立体)映像による体験、大都市の高層ビル街で起きた大地震を想定した立体映像はまさに災害の恐怖と戦りつを十分体感できた。次に起震装置による体験、これは例年行っている防災訓練でも体験できるものですが、先日起きたばかりの能登半島地震のこともあり全員が真剣に体験した。とっさの時に①身の安全、②火の始末、③避難経路の確保などを的確に判断することの難しさを改めて感じた。
そこで担当者から、家具の転倒防止や災害グッズの備えは(A)十分備えている、(B)少しは備えている、(C)何もしてないのどれに該当するかと尋ねられた。ほとんどの参加者が(B)と答えたら、「学習したら是非実践してください」ときつい忠告が返ってきた。(反省)。
次に心肺蘇生と応急手当のコーナー、人形を使って心臓マッサージはほとんどの参加者が講習などで体験していましたが、その技法は少しづつ変わっているとの説明でした。例えば、胸部圧迫するとき従来は息を2回吹き込んで15回の胸部圧迫を繰り返す指導でしたが今は2回吹き込んで30回の胸部圧迫が良いとされているとか…。従来の方法が間違ってると言うことではないが、災害現場では常に最善の方法が追求されているようです。
最後に初期消火訓練です、スクリーンに映し出された火災現場(例、台所のてんぷら鍋
石油ストーブなど)に向かって小型の消火器で火を消すと言う例のパターンですが、消火器には内容が粉末のものと液体の2つあると言うこと。また最近はスプレー式ものもありいずれの場合もその特徴をきちんと理解しておかないと消火の際の効果も薄いとの話です。
また、個人での消火には限度があり、目安としては炎が天井に着いたら無理、身の安全を確保して退去することが大事とのこと。
 最後には非常食の試食もあり、真剣な体験学習のなかにも和気あいあいで見学を終えました。帰りは深大寺と植物園を散策して帰着、大変有意義な一日でした。

会長 堀野 国雄

(追伸)
年度末の忙しい中、事前の準備をしていただきました総合支所地区活動係の皆さんありがとうございました。